
天然木の大きなダイニングテーブルのある広いリビングダイニングにはジャングルジムや鉄棒。子どもたちの遊び場になっている。「いまは遊びたいだけ遊ばそうと。ソファとかはまだ先になりそうですね(笑)」ご主人は活発に動き回る子どもたちに目を細めながら苦笑する。「家づくりにあたっては設計士さんに、希望をお話ししていくつかのプランをご提示いただきました。こだわったのは南面を活かしたいということでした。陽当たり重視のプランですね。キッチンからリビングの端まで南面。2階の部屋もすべて南面です。子どもたちの部屋は、いまはワンルームですが将来は2部屋にもできるようになっています」。南ひな壇になっていて明るい陽ざしが降りそそぐ広々とした庭は、家族だけのプライベートガーデンのよう。前面の建物との距離もしっかりとられていて、東山ならではのゆとりだ。芝の緑も鮮やか。「子どもたちも、遊びながら雑草抜きを手伝ってくれるので(笑)」。壁面一面を本棚にしてファミリーライブラリーとして活用したり、納戸をご主人の趣味室にするなど、アイデアあふれる暮らしかたも、とても魅力的。
奥さまは子どもたちに微笑みかけながらいう。「ここは外部の車もあまり入ってこないので、子どもたちは自転車を乗りまわしたり、走り回ったり、バッタ採りをしたり。街なかでは考えられない安心感がありますね、ここには。子どもたちを自由に遊ばせたいという思いがありますので、ストレスがなくなりました。街なかは危険で、自由に遊ばせることができないのがストレスでしたから」。奥さまもご主人の変化に気づいている。「子どもを通じて奥さん同士はふつうにつながりができるんですけど、東山は男の方同士の結びつきも強くて、自治会はまるでクラブ活動のようなノリ。主人も楽しんでます。これ、東山に住んでの大変化です」